とある小児科医が伝えたい脳と心の育て方

みなさまのお子さまの潜在能力が、存分に引き出されますように!

子どもの脳と心で起こること

またおむつにうんちをもらした!

またおむつにうんちをもらした! ポイント トイレットトレーニング開始の目安は2,3歳だが発達に応じて変わる. 自分で排泄できるようになる発達の過程を知ることで,親の余計な焦りを減らす. トイレへの誘導,慣れ,トレーニングパンツの順に進める. 息…

イヤイヤ期にも思春期にも理由があるんじゃのう(脳)

ポイント シナプスの総数は4歳ごろがピークであり、その後減っていく。 シナプスが増えたり減ったりするときに、脳では激しい変化が起こる。 一部の精神疾患(自閉スペクトラム症、アルツハイマー病)はシナプスの形成に異常があるためにおこる 我が家のちび…

なぜ赤ちゃんは何でも口に入れるのか?

https://www.dreamstime.com/stock-photo-cute-baby-portrait-african-american-playing-outdoors-ball-image47679463 うちの末っ子は1歳半で、まさにいたずら真っ盛り。気がつくとお姉ちゃんたちのペンで壁や家具にお絵描きしている。そして、あらゆる手段…

子どもの “やる気” を親が引き出すには?

ポイント ・いわゆる“やる気”とは、内的動機づけのことを指す ・内的動機づけとは、それ自体が楽しいからやること。外的動機づけは、それ自体が楽しくなくてもお金や名声などの報酬のためにやること。 ・内的動機づけを報酬により増強させようとすると、むし…

それ、脳脊髄液減少症ではないでしょうか?

朝起きられない、立ちくらみ、めまい、頭痛、倦怠感、不登校 それ、脳脊髄液減少症ではないことを確認したでしょうか? ポイント ・朝起きられない、立ちくらみ、めまい、頭痛、倦怠感の症状がある高校生は2割ほどもいる ・起立性調節障害は自律神経調節障…

どうやったら正しく叱れるでしょうか? 

ポイント ・アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで提唱された心理教育法 ・6秒ルールで、怒る必要のあるときだけ上手に怒り、そうでないときには怒らずに済む ・怒りの感情をコントロールして、NGワード使わず自分を主語にアイ・メッセージで子どもと…

赤ちゃんは別室睡眠の方が睡眠時間が長く、睡眠の質も良い

ポイント ・睡眠時間と質は別室睡眠の方が勝る ・アメリカ小児科学会は1歳まで同室睡眠を推奨している ・乳幼児突然死症候群は生後4ヶ月までに集中している 4ヶ月の男の子、ひなくんは我が家で一番小さな家族です。彼は日中、多くの時間を寝て過ごします…

ビスフェノールAは脳の発達に悪い、ではマイクロプラスチックは?

哺乳瓶で授乳される乳児は、1日あたり100万個以上のマイクロプラスチック粒子を摂取している可能性があることがわかりました1。マイクロプラスチックとは、プラスティック片が破砕されてできる微小な粒子のことです。プラスティックは熱に弱く、哺乳瓶の…

気になる発達障害、いつ受診すべきか?

アメリカでは4〜17歳の子どもの11%がADHDと診断され、6%が薬で治療、その数は増え続けていると報告されている。 ポイント ・発達障害は3つの疾患あるいはその組み合わせからなる ・3つとは、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動障害、学習障害 ・疑うタイミ…

たった2つのワクチンが、年間1億例の抗生剤投与を防ぐ

https://www.prevnar13vax.com/prevnar-vaccine-schedule ポイント ・ワクチンは、抗生物質の投与につながる感染症を防ぐ ・低・中所得国の小児での抗生物質が投与される病気の発症が毎年2200万例程度防がれている ・その結果から推定すると、世界では肺炎球…

子どもが死について考えるとき

Miguel - Remember Me (Dúo) (From "Coco"/Official Lyric Video) ft. Natalia Lafourcade ポイント ・親が子どもに死について話すことは抵抗がある ・自分なりの死生観を子どもと話し合うことが大切 ・そもそも死生観に答えなどなく、文化や時代で大きく異…

【書籍紹介】絶対に賢い子になる子育てバイブル

100万人が信頼した脳科学者の 絶対に賢い子になる子育てバイブル ワシントン大学ジョン・メディナ教授が著した本書。 妻が書店で見つけてくれて早速読んでみると、子どもの育ちを脳神経科学者の視点で書いていてくれてとても勉強になりました。 以前紹介した…

“安心感” がこどもの心と身体の健全な発達を促す

ポイント 愛着形成(アタッチメント)は、子どもが特定の養育者と一緒にいることで得られる、子どもの安心感のこと アタッチメント形成は子どもの脳の発達を促す 不適切な養育(マルトリートメント)によりアタッチメント形成は崩れ脳に影響を及ぼす 「この…

最高の子育てとは? 書籍紹介

父として、小児科医として、小児神経科医として偉大な先輩である高橋先生の著書を最近拝読しました。子育てに関する本を職業柄たくさん見てきましたが、科学的にも経験的にも真実に最も近い内容ではないかと感じました。なにより実践的であることが良い特徴…

飛んだり跳ねたり!

以前のブログで、赤ちゃんはなぜ抱っこされるのが好きなのか?、について考えてみました。それは前庭系、つまり平衡感覚を刺激されることを赤ちゃんが本能的に欲するからであるだろうという結論でした。 ずーっと抱っこするのは、お母さんもお父さんも、おじ…

睡眠って子どもの脳にどう影響するの?

小児科医という職業柄、私は週に数回の当直をします。夜から朝にかけて、普段は寝ている時間に働くということです。このときほど睡眠が大切だと感じることはありません。眠たい目をこすりながら、診察室に向かうこともしばしばです。 睡眠が不足すると、人間…

赤ちゃんはなぜ抱っこされるのが好きなのか?

私の次女サクラは、いま9ヶ月だ。眠たくなると、「眠たいよう」と訴えるように泣く。眠たいのなら、寝ればいいのにと大人は思うが、そうもいかないのが赤ちゃん。そういうときは抱っこしてあげる。すると、泣き止むことが多い(泣き止まないこともしばしば…

映画『いのちのはじまり』 〜子育てが未来をつくる〜

いのちのはじまり (原題:O Comeco da Vida / The Beginning of Life)という映画を、第一子を身籠る妻と観ました。 テーマは、「子どもの成長に本当に必要なものとは?」です。 世界9か国での家族や育児現場の取材と、幼児教育に関わる専門家たちへのイン…

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初出掲載: 2020年 2月 15日